とにかくアツく掃除しろ！～恋した彼は潔癖王子⁉～

幼いころから続けてきた大好きな陸上競技をやめ、アルバイトを掛け持ちしながら就職活動に励むキル・オソル。オソルはある日、父親の代わりにごみ収集の仕事に向かうことに。その途中、憧れの先輩ドジンと偶然出会ってしまい自身の姿を隠そうとするが、清掃会社のCEOチャン・ソンギョルと事故を起こしてしまうが…

清掃会社のCEOチャン・ソンギョルと事故を起こした上、350万ウォンという多額の賠償金を請求されてしまったオソル。しかも、憧れの先輩ドジンに正体がばれてしまう。それでも優しく接してくれる先輩ドジンに恋心を抱き続けるが、ある日ドジンに呼ばれ彼の仕事場へと向かうが…。

失恋したオソルはある日、ドジンへのプレゼントが弟オドルによって入れ替えられていたことを知る。しかもそのプレゼントは、ソンギョルのもとへと渡っていた。ショックを隠しきれないオソルだったが、書類審査に合格する。一方、弟オドルは、部活の先輩ヨンシクと彼の恋敵に決闘を挑むが、殴り合いで警察沙汰になってしまう…

書類審査に合格したオソルだったが、予想外の連続で面接が上手くいかなかった。しまいには、ソンギョルに払うと宣言していた350万ウォンも払えない状況に陥ってしまう。結局、とある清掃会社の体力テストを受けることになるオソル。そこには恋敵と決着をつけるために試験を受けに来たヨンシクがいて、2人とも合格するが…。

ソンギョルの会社に就職し、社員研修を終えて本格的に仕事を始めるオソル。初日にもめ事を起こしてしまうがソンギョルに助けられ、同僚たちと日々楽しみながら仕事をしている。そんな中、新入社員の歓迎会が行われるが、オソルはひどく酔ってしまう。置いていくこともできないソンギョルは心を決めてオソルを車に乗せるが…。

完全防備の車でなんとか家の前までオソルを送り届けたソンギョル。すると背後からオソルの憧れの先輩ドジンが現れる。二人はオソルをめぐり言い争いになるところにチェ君とオドルが帰ってくる。翌日、オソルは、ドジンにもう会うことはないと伝えるが、清掃の仕事中に偶然、ドジンに出くわしてしまう…。

オソルはドジンから逃れるために、ソンギョルの唇にキスをしてしまう。突然、キスされたソンギョルは気絶し、入院することになる。潔癖症の病状が悪化し始めたソンギョルは、オソルの幻覚が見えたり、オソルの唇を意識し始める。自分の意思ではどうにも出来なくなったソンギョルは、何度も歯を磨いたり、アルコールを撒いたりと異常なまで殺菌をしようとする。そんなソンギョルが心配でたまらないクォン秘書は…。

ソンギョルはクォン秘書の勧めで、アメリカ時代の主治医の弟子と連絡を取るようになる。一方、オソルの家に住み着いているチェ・ハインのもとに、神経精神科医と名乗る男性が訪れる。オソルは正体不明のハインに対して、謎が深まっていく一方だった。そんな中、年に一度、オソルがおしゃれをする母親の命日が訪れる。オソルは今年も変わらずおしゃれをして出勤するが、出張先で依頼主の大切なフィギュアを壊してしまい…。

出張先でのミスで、ソンギョルにひどく怒られて会社から出ていけと言われてしまったオソルは、落ち込んだまま母のお墓に向かう。そこには何者かがお供えしたオソルが大好きな乳酸菌飲料があり、その人物を探しに行くが間に合わなかった。一方、オソルにひどい言葉を浴びせてしまったソンギョルは、謝ろうとオソルの家まで向かいまた出勤しろと告げる。再び会社に出勤したオソルだったが、作業中に足を滑らせてはしごから落ちてしまう…。

ソンギョルの母とオソルが対面しているカフェへ向かうソンギョル。ソンギョルは、オソルに対する実母の威圧的な言葉に、対抗しようとする。その後オソルは、ソンギョルが手を怪我してまで自分を助けてくれたことに気がつく。自分のせいで怪我をしてしまい申し訳なく感じたオソルは、ソンギョルに何でも手伝うと伝える。一方オソルのことが気になるソンギョルは、休憩室にあったオソルのマグカップを自宅に持って帰ってしまう…。

テレビや主治医の言葉でオソルと気まずくなってしまったソンギョルは、朝からオソルにひどい仕打ちをしてしまう。だがオソルは、自分のせいで怪我をしてしまったソンギョルに手作りの牛骨スープを渡そうと家へと向かう。しかし家には、主治医の教えで休憩室から持ってきたオソルのマグカップがあり、ソンギョルはオソルを無理やり追い出してしまうが…。

オソルが心配になったソンギョルは、急いで出張先へと向かう。難を逃れたオソルだったが、ソンギョルの傷に気がついて塗り薬を買いに行く。そこでオソルへの気持ちが抑えられないソンギョルは、手を握って確認したいと伝える。オソルとソンギョルが一緒にいるところを目撃したハインは、複雑な表情を浮かべる。その後、母親との言い争いで苛立ちを隠せないソンギョル。その勢いで、オソルにひどい言葉を浴びせてしまい再びオソルを傷つけてしまう…

オソルを傷つけてしまったソンギョルは、自分に嫌気が差して後悔の日々を過ごす。一方、大学に合格したお祝いでオドルと食事をしていたヨンシクは、うっかりオソルが清掃会社で働いていることを話してしまう。オソルが清掃会社で働いていることを知ったオドルは、オソルの職場まで連れ戻しにやってくる。一方、クォン秘書はそんなオソルの存在を、ソンギョルの祖父・チャ会長に伝えるが…

オソルの友人ジュヨンは、大学の特別講義に出席するが、そこにはオソル家の屋上に住むハインの姿があった。動揺を隠しきれないジュヨンは、オソルを大学に呼び出す。一方、時を同じくしてオソルに謝ろうと社内を探すソンギョル。そんなソンギョルは、オソルが大学へと向かったと聞き、急いで向かう。だがオソルのそばにいたのは…。

ついに、オソルに想いを伝えたハイン。告白されたオソルは状況が掴めず動揺し、気まずくなってしまう。一方、自分の主治医がオソルに告白をしているところを目撃してしまったソンギョルは、彼の正体を疑い、直接ハインに会いに行く。オソルについて質問されたソンギョルは、オソルのことがさらに気になってしまう。そんな中、オソルはクォン秘書からのお願いで、1日限定でソンギョルの代替秘書を務めることになるのだが…

順調に代替秘書を務めていたオソルのもとに、会議の場所が変更になったと連絡が入る。しかしその会議場所はなんと、「空港」だった。そこは潔癖症のソンギョルにとって辛い場所だったのだ。過呼吸になったソンギョルを上手くサポートし、なんとか代替秘書を務めあげたオソル。しかし、父親にも清掃会社で働いていることがバレてしまい、会社を今すぐ辞めろと言われてしまう…。

ソンギョルの説得が功を奏したのか、父親に仕事に対する思いを認められ、復職することになったオソル。会社では同僚たちに歓迎され、復帰のお祝いに焼き肉を食べに行く。一方、それを知ったソンギョルは、どうしてもオソルのことが気になってしまい途中参加する。その後、一緒に帰ることになったオソルとソンギョル。オソルはその道中、ソンギョルにチョコレートをプレゼントする。

無事復職したオソルだったが、出張先で書類を無くしたという疑いをかけられてしまう。実際にはオソルのミスではなかったが、ソンギョルがオソルをかばったことにより訴訟問題にまで発展する。一方、大学に合格したオドルは日々、テコンドーの練習に打ち込むが、ジュヨンからの電話で現場に駆け付けると、父親とジュヨンがチンピラに絡まれている姿を目撃する。我慢の限界に達したオドルは、手を出して警察沙汰になってしまう…。

オソルが住み込みで働くと知ったソンギョルは、動揺を隠し切れないでいた。そんな中、状況を知らないソンギョルの母が、ソンギョル宅へとやってくる。自宅を一向に出ていかない母親とオソルに嫌気が差したソンギョルは、自ら出ていってしまう。寝る場所がなくなったソンギョルは、5つ星ホテルに宿泊することに決めるのだが…

他人と住むことに抵抗があったソンギョルと、それに驚いたソンギョルの母親に反対されながらも、なんとか住み込みで働くことになったオソル。しかし家事どころか、むしろ家を汚してしまう。それに耐えられないソンギョルだったが、以前から好意を持っていたオソルと暮らすことに浮かれていた。そんな中、ソンギョルの祖父に呼び出されたオソル。彼はオソルにソンギョルの潔癖症を治してくれれば、弟の問題を解決してくれるという。しかしそれにはソンギョルを好きになるなという条件があり…。

ソンギョル宅に住み込みで働くようになったオソル。ソンギョルはオソルに好かれようと、朝ごはんをふるまったり、アプローチを続けるがオソルが振り向く様子はない。そんな中、クォン秘書のもとにハインが訪ねる。ハインは再びソンギョルの主治医になると、ソンギョル宅までやってくるが、ソンギョルは大反対をする。一方、オソルはソンギョルの母に頼まれて、キムアナウンサーの出版式典の招待状をソンギョルに渡すのだが…。

オソルから招待状をもらったソンギョルは式典へと向かう。そんな中、ソンギョルとキムアナウンサーの熱愛記事が出てしまう。オソルが傷ついていないかと心配になったハインは、気分転換を兼ねてオソルを買い物に誘い出す。一方、オソルの反応が気になるソンギョルは、気が気でならないでいた。そんな中、ハインが急用で帰ってしまう。ドキドキと気まずさでいっぱいのソンギョルは、冷蔵庫に入っていた薬膳酒を飲んで酔ってしまう。そんなソンギョルをオソルは部屋に運ぼうとするが…。

翌朝、再びソンギョルに告白されたオソルは、恋愛をする気はないと断る。その後、仕事の依頼で水族館を訪れたソンギョル。オソルが海の中に入りたいと言っていたことを思い出し、オソルを呼び出す。オソルは用が済んだなら帰ると伝えるが、ソンギョルの1時間だけ一緒に居ようという説得にその場に残ることにする。そんな中、清掃が終わり帰ろうとしていた元同僚が忘れ物を探しに、水族館に戻って来てしまう。そして彼らはオソルの姿を目撃し、後日、水族館のことを確かめようとオソルを呼び出すのだが…。

ソンギョルの母は、ソンギョルとオソルの間に実の父チャ会長が関与していると気がつき、これ以上干渉するなと打診する。そんなソンギョルの母は、ソンギョルにショック療法を使うことを決意する。そのショック療法とは、「ソンギョル宅で知らない人たちがパーティーをする」というものだった。状況を知らないソンギョルは、パーティーを目撃して失神してしまう。一方、娘に打診されたチャ会長は、オソルについて詳しく調べるようクォン秘書に依頼する。命令通りオソルについて調査を始めたクォン秘書だが…。

パーティー事件の後、ずっと傍にいると約束したオソルとソンギョル。そんなある日、母親のお墓参りに行くというオソルにソンギョルがついていくことに。しかしお墓に向かう道中で、ソンギョルが車をぶつけてしまい移動手段がなくなってしまう。二人は仕方なく、タクシーやバスに挑戦するが結局、ソンギョルは乗り物に乗ることが出来ず、歩いて向かう羽目になる。その後、恋愛禁止令を守れなかったオソルは、ソンギョルの家を出ることになるが…。

オドルが駐車場で起こした事件の懲戒委員会が開かれようとしていた。ソンギョルの祖父の協力を得られなくなったオソルは困惑していたが、元同僚たちの協力で目撃者探しを開始する。一方、ソンギョル宅を出たオソルのもとに、ソンギョルが尋ねる。ソンギョルとオソルはお互いの気持ちを確かめ合い、デートをすることにする。外でのデートを終えた二人は、ソンギョル宅でラーメンと映画を楽しむことに。二人は幸せな時間を過ごすのだが…

互いの気持ちを確かめ合ったオソルとソンギョル。ある日突然、オソルは映画を見に行きたいと言いだす。オソルの願いを断りきれなかったソンギョルは、仲間の協力を得て映画館デートをすることに。しかしオソルは消毒の匂いで気がついてしまう。ソンギョルはデートも満足にできない自分の潔癖症を治したいと考え、主治医のハインに相談をするが…

ソンギョルから相談を受けたハインは、治療と称してキャンプへと誘い出す。一方、オソルの父親とオドルは懲戒委員会に出席するが、オドルに1年間の資格停止が言い渡されてしまう。そして偶然、ソンギョルがAGグループの孫だということを知ってしまう父親とオドル。オソルは帰宅した父親から話を聞く。ショックを受けたオソルは、ソンギョルのもとに向かうのだが…。

突然、オソルから別れを告げられた上、連絡も取れなくなり、納得のいかないソンギョルはオソル宅へと向かうがオソルはソンギョルのことが嫌いになったと伝える。そんな中、オドルがソンギョルの祖父である会長に会わせてほしいと、ソンギョルのもとを訪ねる。そして、ソンギョルは自身の祖父が裏で手を引いていたことを知り、祖父の元へと向かうがある事実を聞いてしまう…。

毎日ソンギョルの病室を訪れるオソルは、眠っているソンギョルに泣きながら本当の気持ちを伝える。目を覚ましたソンギョルは、祖父のチャ会長のもとを訪れる。最後のお願いとして被害者に謝罪することを提案するソンギョル。その言葉にチャ会長は、驚きを隠せない。一方、オソルはオドルのために嘆願書を集め始める。その書類を提出しに向かったオソルは偶然、ソンギョルとばったり会う。そして最後の挨拶を交わすのだが…。

ソンギョルは職を失い、再びアメリカに行くことを決意する。一方、ソンギョルの祖父チャ会長は周りからの説得もあり、すべての事実を明らかにしオソルの家族にも謝罪をする。そんな中、オソルはソンギョルがアメリカに行くと聞き空港へと向かうが、会うことは出来なかった。そして2年後、オソルは無事就職し、仕事に打ち込む日々を送っていた。反対にソンギョルはアメリカから帰国し、二人は再会するのだが…。

再会を果たしたソンギョルとオソルは、他愛のない話を交わし始める。一方、オドルはテコンドー選手として東京オリンピック出場が決定した。そんな中、ソンギョルは新事業として再び清掃会社を始める。様々な出来事に翻弄され、乗り越えてきた二人は果たして結ばれる運命となるのだろうか…?