バットマン(1966 TV)<サード・シーズン>

ペンギンが、ゴードン総監の娘を誘拐して無理やり結婚しようとする。総監の娘婿になれば、いろんな罪を免れると思っているのだ。だが、バットマンとロビンとともに、新しい正義の味方バットガール（イヴォンヌ・クレイグ）が現れると、ペンギンは驚きのあまり立ちつくすしかなかった。

ずる賢いナゾラーが、セイレーン（ジョーン･コリンズ）の催眠術にも助けられ、ボクシングチャンピオンを装って試合に出ようとする。対戦相手はバットマン。ナゾラーは、反則を犯しながらバットマンの優位に立っていく。だがそこに現れ、正義に味方したのは、またしてもバットガールだった。

歌手のセイレーンは権力欲のかたまりだ。セイレーンは、不思議な声で歌いゴードン総監とブルース･ウェインを操り、バットマンの正体を暴き、ブルース･ウェインの財産を奪おうとしている。だが、そうは問屋が卸さない。バットガールとロビンがその魔声に対抗する！

傘の大好きなペンギンとローラ･ラザニアが、競走馬を操作して大儲けしようとする。いや、実はもっと大きな狙いがあるのか？バットマンとロビンとバットガールが駆けつけ攻撃態勢に入るが、ペンギンたちの仕業で、文字どおり“身動き”が取れなくなる。

ペンギンとローラが人気の馬と勝ち目のない馬をすり替え、レースの操作は終了する。だがその時、驚きのジョッキーが乗るブルースの馬“ウェインボー”がエントリーする。ペンギンは、大きなエサをくわえた飛べない鳥のように、ただ、がく然とするしかなかった。

ツタンカーメン王が数々の犯罪を予言（そして実行）する。そして、一連の事件に関する警察からの信頼を得た彼は、バットマンの正体を暴こうとする。だが、それに失敗したツタンカーメン王は世界征服をもくろむ。果たしてマントの戦士たちは彼を止められるのか？

ルイ（ミルトン･バーレ）が、ゴッタムシティのフラワーチルドレンを支配するため、バットマンの目の前で花市場を買い占める。感覚をマヒさせるスプレーや人食い花を使い悪事を働くルイに引導を渡すことができるのか？

エッグヘッドとオルガ（アン･バクスター）が、ゴードン総監を誘拐し、彼の身柄と引き換えに、すべての卵１個につき10セントの税金を徴収するよう要求する。さらにオルガは、バットマンたちをまんまと罠にはめ、エッグヘッドとバットマンの両方と結婚しようとする。

エッグヘッドとオルガとコサックたちがゴッタムシティにやって来る！彼らは、怪しいマシンを使って、古代の恐竜の卵を孵化させようとする。バットマンとロビン、そしてバットガールをその恐竜に食べさせようとしているのだ。こんな恐ろしいことが起こり得るだろうか？

ジョーカーは、地元で人気のサーファーを誘拐し、彼の“テクニックとエネルギー”を怪しげな機械で自分の体に“移植”しようとする。誰もジョーカーには敵わないと思われたが、そこにバットマンとロビンが現れ、勝負を挑む。

今回の舞台はロンドニウム。値段の付けようがないほど高価な嗅ぎたばこ入れのコレクションがフォッグ卿とピースープ嬢に盗まれるが、すべては霧に包まれ謎に満ちている。バットマンは、フォッグ卿が怪しいとにらみ調査を始めるが、そんな中、ロンドニウムに借りた仮設バット洞窟は“謎の霧”に襲われる。

なんとか霧を逃れたバットマンとロビン。フォッグ卿とピースープ嬢への疑いが濃くなる中、バットマンとロビンとバットガールは彼らを追う。だがフォッグ卿たちのワナにはまり逆に追いつめられる。フォッグ卿たちの悪事を止めることはできるのか？

正義のトリオを足止めするため“死の霧爆弾”や“殺人蜂”で襲い、王冠略奪計画を着々と進めるフォッグ卿とピースープ嬢。果たしてバットマンたちは形勢逆転できるのか？そしてバットマンカーは、ちゃんと左側走行をしているのだろうか？

ミス･キャット（アーサ･キット）が、ファッション業界に狙いを定めた。彼女の狙いは純金のドレスだ。正義のトリオが直ちに出動するが、ミス･キャットの完ぺきなワナにはまってしまう。

エッグヘッドとオルガは、ゴッタムシティに戻ってくると早速、博物館から貴重な品々を盗み、さらに200キロもの最高級キャビアを略奪する。バットガールはエッグヘッドを捕まえ、隠れ家へと案内させるが、返り討ちに遭ってしまう。彼女を助けられるのは、バットマンとロビンしかいない…。

お金への飽くなき欲望のために手を組んだジョーカーとミス･キャット。そして２人は金庫の爆破を計画する。バットガールの助けで、バットマンとロビンはジョーカーを追い詰めるが、逆にジョーカーのビリビリ攻撃でマヒさせられてしまう！

大悪党のジョーカーとミス･キャットが金庫の襲撃に必要な火薬を調達しに行くが、駆けつけたバットガールとバットマンたちに阻止される。ミス･キャットは裁判で無罪判決を勝ち取るが、陪審員たちの不正が発覚し、裁判所は大騒ぎとなる。

ルイは、ライラックの香水市場を独占しようと企み、ブルースとディックを手下に誘拐させる。ブルースたちを助けに行ったバットガールも逆に悪者たちに捕まり、巨大な容器に入れられ、熱いオイルを注がれようとしていた。今こそ携帯用圧縮バットスーツを使う時だ！

ゴードン総監が突然解任され、市長の妻ノラ（バーバラ･ラッシュ）が警視総監に就任する。そのうえノラは警察官もすべて女性に代えてしまう。そして彼女は機械仕掛けの爆弾ネズミを操り、ゴッタムシティに掛けられた“保険金”をだまし取ろうとする！ゴッタムシティを守ってくれるのは誰だ？

ペンギンがまた悪事を働こうとしている。なんと造幣局に侵入し、紙幣を病原菌で汚染させたのだ。病気への感染を恐れ、市民は紙幣を街に捨てる。そんな中、バットマン、ロビン、バットガールは、ペンギンが拾い集めた膨大な札束を、紙幣として価値のないものにしようと考える。

カラミティ･ジャン（ダイナ･メリル）に助けられ刑務所から脱走したシェームが、バットマンあてに謎の伝言を残す。バットマンはそれを解読しようと考え込む。そしてシェームはオペラハウスで強盗を働く。浴びたら臆病者になる“ビビリガス”のおかげで向かうところ敵なしになったシェームと手下たちがさらなる強盗を働こうとしていた…。

バットガールとフロンティア･ファニー（ハーマイアニ･バドリー）の人質交換が行われる。そしてバットマンたちは、シェイムの真の狙いである大列車強盗の阻止に向かうが失敗してしまう。最後の手段としてバットマンはシェームに１対１の決闘を挑む！

ツタンカーメン王が、世界一硬い金属“ナイレニウム”を手に入れるため、ウェイン邸の地下にある鉱脈を掘り始める。坑道が徐々にバット洞窟に近づき、危険を感じるバットマン、だが時すでに遅し、ツタンカーメン王のトンネルは、バット洞窟にたどり着いてしまう。

イカれた“犯罪界の道化王子”ジョーカーが、恐怖の“空飛ぶ円盤”による宇宙を征服という不愉快かつ大きな望みを抱く。ジョーカーは、そのためにウェイン財団の所有する世界一軽い金属ベリリウムを手に入れる。そして、現場にいたバットガールとアルフレッドを誘拐し、ジョーカーは円盤で飛び立つ。

カサンドラ医師（アイダ･ルピノ）と夫のカバラ（ハワード･ダフ）は、背景と同化できる薬で姿をくらまし、透明人間のように楽々と銀行強盗を行う。そして邪魔者である正義のトリオをワナにかけて追いやると、さらなる犯罪を重ねるため、６人の大物悪党たちを脱獄させようとする！

魅力にあふれ、人を巧みに操るミネルバ（ザ･ザ･ガボール）が、ブルース･ウェインに近づき“機密抽出機”を使って保管庫の暗証番号を聞き出し、世界最大級のダイヤを手に入れようとする。バットマン、ロビン、バットガール、そしてアルフレッドが食い止めなければ、ミネルバは盗品を抱えスキップしながら行ってしまう！