フォーリング スカイズ<ファースト・シーズン>

突然、エイリアン（侵略者）による原因不明の言われなき侵略によって、世界は大混乱に見舞われることになる。地球上に残された人類は、この占領者に対して生存を賭けた戦いに打って出る。エイリアンたちの目的は何なのかは不明であるが、何人もの若者を連れ去り拉致を繰り返している。そんな混沌としている中、歴史学の教授であるトム･メイソンは即席の軍隊である第2マサチューセッツ連隊（セカンド･マス）の副司令官に任命されるが、彼はエイリアンによる最初の攻撃で妻を殺され、3人いる息子のうちのひとりがエイリアンによって拉致されてしまうという悲劇の最中にあり、セカンド･マスの任務よりも、さらわれた一人を含む3人の息子たちのほうが気がかりであった。

歴史学者であり、第2マサチューセッツ連隊（セカンド･マス）の副司令官でもあるトム･メイソンと彼の長男であるハル､そして彼らの部隊はセカンド･マスに必要なものを探す途中で、様々な武器を手に入れようとしているギャング団と遭遇する。そのギャング団を率いているのは、前科者であるジョン･ポープ。ポープは物資や武器を有利に取引きするため、捕まえた捕虜たちを利用しようとし、セカンド･マスの武器をも手に入れようと画策するのであった。

新しく、マイケル･ハリス博士が第2マサチューセッツ連隊=通称セカンド･マスに参加することになった。彼は、エイリアン（侵略者）に拉致されたティーンエイジャーたちを救うための計画を考え出すのだが、侵略が始まった当初から悩まされてきたある疑問の答えをトム･メイソンが詳しく調べ始めた時、その奪還計画は当初の予測とは違い、狂い始めてしまうのであった。エイリアン（侵略者）によって連れ去られ、拉致されているトム･メイソンの次男であるベン（コナー･ジェサップ）たちを救出しようとセカンド･マスの部隊は試みるが、運悪く、クモのような足で動く“スキッターズ”と、厚い鎧を着たロボットのような二足歩行の“メカ”の エイリアン（侵略者）軍に遭遇してしまう。

ギャング団の首領ジョン･ポープの誘導によってトム･メイソンとそのチームは、セカンド･マス部隊に必要なモーターバイクを手に入れようと、穴場のバイクショップへと向かって進んでいた。そしてたどり着いたとき、彼らはそのバイクショップで、スキッターズと、エイリアン（侵略者）によってハーネスを付けられ、移動をしているティーンエイジャーたちを偶然みつける。一方、セカンド･マスの拠点では、マイケル･ハリス博士と小児科医であり、セカンド･マスの臨時診療所の医師=アン･グラスが、エイリアン（侵略者）の情報を集めるため、どういった方法が最善であるのか、真っ向から意見を対立させていた。

エイリアン（侵略者）に連れ去られ、拉致されたティーンエイジャーたちを取り戻すため、皆、様々な方法を考えていた。そんな中、ハルが新しい計画を考え付く。だがハルの作戦は、一見有効と思われる計画であったが、実行すれば誰かが犠牲になってしまう可能性のある、危険をともなう作戦であった。その一方では、突然の悲劇にみまわれる、ある出来事が発生していた。しかし、皮肉にもアン･グラスはこの悲劇的な出来事によって、ハルが考え付いた危険をはらんだ奪還計画に役立つであろう大きな発見することとなる。

ある情報を持って、テリー･クレイトン中尉が第7マサチューセッツ連隊（セブンス･マス）を引き連れてセカンド･マスに到着する。彼の持っていたある情報とは、エイリアン（侵略者）たちがここ、セカンド･マスをターゲットにし、攻撃するためにこちらに向かっているというものだった。そこでクレイトン中尉はある計画を提案する。その計画とは、攻め入るエイリアンたちと連隊に残っている大人たちが戦っている間に、セカンド･マスにいる子供たちを安全な隠れ場所に避難させるため、誘導するというものだった。しかし大きなリスクを伴うこの計画にトム･メイソンを含めた親たちから強い反対にあってしまう。

エイリアン（侵略者）に狙われていると知った今、攻撃が激化する前に、安全な場所にセカンド･マスの子供たちを移す計画は実行されることになる。ハルは自ら進み出てその指揮をとり、弟ベンは自分の忠誠心を証明するチャンスを得る。マイクの息子リックは、エイリアン（侵略者）の拉致から開放されたあとの生活に馴染めずにいた。彼はまたスキッターズに自分を連れ去っていってほしいと願うようになってしまう。 一方、セカンド･マスが安全な場所へと避難し始めている矢先、サラの陣痛が始まってしまう。セカンド･マスの臨時診療所の医師であるアン･グラスはサラの出産と戦いで傷ついた人たちの治療との狭間で、手一杯の状態になってしまう。

セカンド･マスは、エイリアン（侵略者）たちの拠点のひとつを攻撃する準備に取り掛かっている中、ウィーバーの奇妙な行動を、トムは不安に感じていた。 軍隊技能と経験のあるウィーバーであるが、彼には司令官の地位がふさわしくないのではと疑い始める。そんな時、ハルとトムの親子は、侵略から逃れ、生き残るために不審な手段を講じ、置き去りにされた女性と出会うのだが、ハルとトムは彼女を信頼できるか人間かどうかの確信がもてずにいた。アン･グラスと医学生であったローデスは、ベンのすべてを変化させたスキッターズについて衝撃的な発見をする。その一方ポープは、自分の専門知識を総動員し、エイリアンの“メカ”自身の強さを逆手にとって、エイリアン（侵略者）たちを殺すもっと効果的な方法を見つけようとしていた。

エイリアン（侵略者）の拠点を総攻撃する前夜、その緊張感によってトム･メイソンとウィーバーとの間に問題が発生してしまう。 自分の軍隊技能と経験を生かそうとするウィーバーとセカンド･マスの副司令官であるトム･メイソンとの間の確執がさらにエスカレートしてしまったのだ。彼らの確執は部隊の指揮自体を脅かすだけではなく、セカンド･マスは分裂の危機を招く事態となる。さらにアン･グラスが最近発見した、拉致された子供たちにかけられた深い暗示を解読しようとしていたが、難航してしまい、なかなかうまく解くことが出来ずにトムは、手を焼いていた。

ウィーバーがいくつもの部隊を率いて、エイリアン（侵略者）との戦いに挑んだ。ハルとジョン･ポープも、ウィーバーたちの部隊に加わり戦闘をはじめる。トム･メイソンは安全な場所へと市民たちを避難させるため、後方支援にまわっていた。だが、安全と思われていたルートには問題があり、戦っている兵士と避難している市民の両方を危険にさらすような、警備上の不備が露呈してしまうのであった。不意にエイリアンの攻撃を受けてしまったトムは、彼の今までの考え方をまるっきり変えてしまうひとりのエイリアンと出会う。それは、なぜエイリアンがティーンエイジャーたちを捕まえ、人類と地球を脅かしているのか、その理由を目の当たりにすることになり、トムは今、大きな決断に迫られていた。