5年連続でエミー賞に輝く、傑作TVシリーズの第2弾。果たして大統領は無事なのか?!エイズ問題、難民の亡命問題、ロシアでの爆発事故やスキャンダルなど、更なる問題が山積み!
病院に運ばれたバートレット大統領はわき腹を撃たれていたが命に別状のないことが分かる。アビーは麻酔の担当医に、バートレットが多発性硬化症をわずらっていることを話し、「マスコミに話すかどうかはあなたの自由」と告げる。一方ジョシュは肺の損傷が激しく、危険な状態に陥る。薄れ行く意識の中でジョシュの記憶は、ホインズ上院議員のスタッフだった3年前に戻る。
バートレットから病室に呼ばれたチャーリーは、拘束された容疑者がウエスト・バージニア・ホワイト・プライドという組織の一員であり、標的が大統領ではなく自分自身だったことを告げられ、大きなショックを受ける。なぜ大統領が、テントや日よけなどの安全措置を施さず無防備に屋外へ出たのかという問題に関し、トビーはシークレットサービスのバターフィールドと話をする。
中間選挙が間近に迫り、銃撃事件の影響で支持率が81%に高まっているバートレット陣営は、それを利用して下院での議席を増やし、多数派になろうとしている。トビーは危険な思想団体の会員と資金源を一般に公表するべきだと主張する。サムやCJから、表現の自由を定めた憲法修正第1条に違反すると諌められるが、自分でも高ぶる気持ちを抑えきれない。ザ・ホワイトハウス職員が銃撃事件で受けた心理的影響についての取材依頼が殺到し、トビーの心理状態を憂慮したCJは、専門家に相談するように言う。
サムはテレビの討論番組に出演し、共和党の女性エインズリー・ヘイズに言い負かされる。その番組を見たバートレット大統領は、エインズリーをザ・ホワイトハウスで雇いたいと言い出す。レオはエインズリーをザ・ホワイトハウスへ呼び出すが、代々保守的な共和党員の家庭で育ったエインズリーは、猛烈な剣幕でレオに食ってかかる。その翌日、仕事の話を断るつもりで来たエインズリーだったが、偶然クーデターの知らせが入った現場に居合わせ、そこでのスタッフの対応を見てその姿勢に感動する。
エインズリーは、自分が入ることを法律顧問室のライオネル・トリビーがまだ知らないことをレオから聞き、トリビーの反応を恐れる。そこへ、ザ・ホワイトハウス広報部の職員2人が議会の委員会で偽証をしたとして、トリビーが怒鳴り込んでくる。エインズリーのことを聞いたトリビーは、今度は大統領執務室へ怒鳴り込む。しかしエインズリーとトリビーはオペレッタ「軍艦ピナフォア」について話すうちに、打ち解けていく。
ダニーの所属する新聞「ワシントン・ポスト」は、2週間に4回も政府をこき下ろす内容の記事を載せた。それにもかかわらず大統領執務室の内部を描く特集記事の取材を申し込んできたため、CJはダニーに激怒する。しかし大統領はダニーの取材を受け入れると言い、CJが反対するのは個人的な理由からなのかと尋ねる。ダニーに主幹への昇進の話があることを知ったCJは、そうなれば交際がしやすくなると考える。
ジョシュは、上下院を通過した婚姻承認法に大統領の署名を求めるマット・スキナー共和党議員と会う。「婚姻承認法は同性同士の結婚を禁じている」とジョシュは言うが、自らもゲイであるスキナーは「州レベルでの同性同士の結婚は禁じていない」と主張する。議会で共和党議員たちが同性愛者を侮辱する発言をしたことを知っているジョシュは、「なぜ共和党の一員でいられるのか」とスキナーを問い詰めるのだった。
トビーは教育省の初等及び中等教育担当次官候補に、レオの妹で、アトランタで教育委員長を務めたこともあるジョセフィーンを入れたいと考える。アメリカでは公立学校で祈りを捧げることが基本的に禁じられており、トビーはこの問題の是非を問う議論を起こすためには野心的で反宗教的な立場を取っているジョセフィーンが適任だと考えていた。中国からきたキリスト教徒の難民が、宗教亡命を求める。中国政府は強制送還を望み、アメリカ国内のキリスト教団体は亡命を認めるべきだと主張し、移民帰化局は現行法の範囲内で処理すべきだと主張する。
火星探査船ガリレオ5号がまもなく火星に到着することになり、ザ・ホワイトハウスではバートレット大統領が子供達からの質問に答えるテレビ教室の準備が進められていたが、ガリレオ5号からの通信が途絶えたという連絡が入る。レイキャビク交響楽団コンサートでCJは、職員採用の面接で落としたタッドと出会う。CJとタッドは五年前に付き合っていたことがあり、タッドはCJが個人的な理由で自分を落としたと責める。サムもコンサートでマロリーと出会い、ローリーと写真を撮られて以来連絡をしていなかったために気まずい思いをする。2人はガリレオにかかる税金を巡って口論になる。
空軍パイロットの自殺事件が発生。ジョシュはパイロットについて調べるよう命じられ、そのパイロットと自分が同じ誕生日で、ボスニアで戦闘機を撃たれて緊急脱出し、負傷した過去があることを知る。そのころからジョシュの言動がおかしくなり、議会のクリスマス・パーティーでの、世界的チェリスト、ヨーヨー・マ(ヨーヨー・マ本人が登場)の演奏中に、ジョシュは銃撃事件のフラッシュバックを体験する。帰宅後、感情の高ぶりを押さえられないジョシュは、衝動的に素手で窓ガラスを突き破る。
民主・共和両党の協調路線をアピールするため、ザ・ホワイトハウスで朝食会が開かれる。トビーは両党のリーダーが集まるこの機会に突っ込んだ話し合いをしたいと思い、最近、共和党の上院院内総務首席補佐官に就任したばかりのアン・スタークと交渉。患者の権利法案について十五分間だけ話し合うことを交換条件に、朝食会後の会見を議事堂の前で行うことを認める。だがアンはトビーが考えていたほど御しやすい相手ではなかった・・・。
サムは環境会議で空気清浄化運動を発表しようと、大統領のスピーチ作りに励む。出張中だったトビーは、自分になんの相談もなく環境会議への出席を決めたサムに不満を覚え、大統領のスピーチにエコ・テロリズムに対する批判を盛り込むべきだと考える。だが口論になるのが嫌でサムには話さず、スピーチの合間にアドリブで一言入れるよう、大統領とほかのスタッフだけに言う。大統領の突然のエコ・テロリズム批判に驚いたサムは、トビーに裏切られたと感じる。
バートレット大統領の3度目の一般教書演説が行われ、大成功を収める。直前に超党派諮問委員会への支持が得られたため、その設立を発表する一文が加えられる。演説を聞いたアビーは、その言葉の裏に秘められたある意図に気づき、原稿を書いたトビーを問い詰める。
一般教書演説から3時間後、シチュエーションルームでは、コロンビアの解放戦線に捕らわれた麻薬取締官5人の救出プランが話し合われる。無線傍受によって人質がいる場所が解放戦線の司令部へ移されるという情報が入り、その途中を狙って救出活動を行うことになる。交渉の成り行きを見守るべきだとの助言を退け、大統領は救出作戦にゴーサインを出す。
公衆衛生局長官が大麻の合法化に賛成する発言をしザ・ホワイトハウスは対応に追われる。真ん中の娘エリーが、「父が公衆衛生局長官を罷免することはあり得ません」とコメントしたことを知った大統領は激怒し、エリーをすぐ呼びつけるようチャーリーに言う。ジョンズ・ホプキンズ大学の医学生であるエリーは以前から父親との折り合いが悪く、滅多に顔を見せない。エリーは「長官は医師として真実を言ったまでだ」と言い、父と娘は激しく口論する。
金曜日、抗議デモを避けて早朝に出勤したレオは、トビーのオフィスで眠っているサムを見つける。火曜日にサムの父親が28年間も外に女性を囲っていたことが発覚し、サムは精神的にかなり参っているのだ。レオは心配して自宅へ帰るように勧めるが、恩赦の対象者を決定しなければならないサムは、それを拒否する。そんなサムの元に、ステファニー・ゴールトという女性が訪ねてくる。ステファニーはドナの友人で、亡くなった祖父の死後恩赦を訴えに来たのだ。
78歳のハワード・スタックハウス議員が、成立が確実だと言われている家族健康推進法案の投票を阻止するために議事進行妨害に出る。スタックハウスは自閉症の研究に予算を割くよう求めていたが、それが認められなかったため議事進行妨害に及んだのだ。スタックハウスのことを伝えるニュースを見ていたドナは、スタックハウスには孫が7人いるにも関わらず、選挙中の映像には6人しか映っていないことに気づく・・・。
トビーは、ホインズがキャンプ旅行という名目でニューハンプシャー遊説を予定していることを知り、それが大統領選挙への準備であると気づく。ホインズはバートレット大統領が次の大統領選挙に出馬しないことを知っている。トビーからこの点を指摘され、どういうことなのかと詰め寄られたレオは、トビーに大統領の秘密を隠してはおけないと悟るのだった。
バートレット大統領はレオと共に、新任の首席法律顧問オリバー・バビッシュを訪ね、大統領が多発性硬化症であることを隠していた問題について相談する。その頃、大学の入学申込書を記入していたチャーリーは、必要書類の中に健康診断書を見つけてハッとする。大統領の二人の娘も大学入学の際に家族の病歴まで含めた健康診断書を提出しており、そこには大統領が多発性硬化症であることは記されていなかった。しかも大統領夫人の署名まであった。
早朝、CJは首席法律顧問バビッシュのオフィスへ呼び出され、過去に記者会見で大統領の健康状態についてウソを言ったことがあるかと、厳しく追及される。アビーは旅行の最中にレオからの電話でゾーイの健康診断書の件を知らされ、大統領本人からは何も聞いていなかったため、帰宅早々、夫婦間に険悪なムードが流れる。ジョシュは空港でジョーイと会い、大統領の病気を打ち明け、実名を伏せて世論調査を実施することは可能か相談する。
水曜夜のニュース番組に大統領夫妻が生出演して病気を告白することになり、スタッフは密かに地下の会議室に集まり、準備に追われる。ランディンハム夫人は初めての新車を購入する。車を取りに行くランディンハム夫人に、大統領は「話したいことがあるのでまた戻ってきてくれ」と言って送り出すのだが…。
再出馬はしないと決心したバートレットの前にランディンハム夫人の幻が現れる。2人は貧困の中で育つ子供や全米の受刑者数などについて話し合い、最後にランディンハム夫人は「苦戦を強いられたり負けるとわかっているからという理由で再出馬を断念するなら、あなたを心の底から軽蔑する」と言い残して、執務室を出ていくのだった。記者会見で「2期目も務めるつもりか」と訊かれたバートレットの答えは・・・。
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ザ・ホワイトハウス <シーズン1-7> DVD全巻セット(42枚組)
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