CAST&STAFFキャスト & スタッフ

  • テリーサ・パーマー(レベッカ)

    オーストラリアのアデレードからアメリカ、さらに世界を舞台に才能を発揮し、国際的な注目を集める女優のひとり。マイケル・ベイ製作による『アイ・アム・ナンバー4』(11)、人気小説を映画化したヒット作『ウォーム・ボディーズ』(13/ニコラス・ホルト、ジョン・マルコビッチ共演)など多くのメジャー作品に出演してきた。
    近作は、テレンス・マリック監督の『Knight of Cups』(15/クリスチャン・ベイル共演)、称賛を受ける作家ニコラス・スパークスの人気小説に基づく『きみがくれた物語』(16/ベンジャミン・ウォーカー共演)など。

    待機作には、2016年に米国で公開予定の2作品『Message from the King』(チャドウィック・ボーズマン共演)とメル・ギブソン監督の『Hacksaw Ridge』(アンドリュー・ガーフィールド、ビンス・ボーン、ルーク・ブレイシー共演)、オーストラリア映画『Berlin Syndrome』、サスペンススリラー『2:22』などがある。

    そのほかの近作には、夫であるマーク・ウェバーとともに脚本を書き、製作も担当したラブストーリー『The Ever After』(14)、『カットバンク』(14・未/リアム・ヘムズワース共演)、オーストラリア映画『殺し屋チャーリーと6人の悪党』(14)、1991年のヒット作『ハートブルー』をリメイクした期待作『X-ミッション』(15)、オールスターキャスト出演による犯罪サスペンス『トリプル9 裏切りのコード』(16/ケイト・ウィンスレット、ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、ウディ・ハレルソン共演)などがある。ほかに、『氷の素肌 ネイキッド・シンドローム』(08・未/スティーブン・モイヤー共演)、『ディセンバー・ボーイズ』(07/ダニエル・ラドクリフ共演)、コメディ『ベッドタイム・ストーリー』(08/アダム・シャンクマン監督、アダム・サンドラー共演)、『魔法使いの弟子』(10/ジョン・タートルトーブ監督、ニコラス・ケイジ共演)、80年代の青春を描いたコメディ『パーティー・ナイトはダンステリア』(11・未/トファー・グレイス、アンナ・ファリス共演)、オーストラリアのサスペンススリラー『Wish You Were Here』(12/ジョエル・エドガートン共演)、60年代を描いたドラマ『Love and Honor』(13/リアム・ヘムズワース共演)、『インフェクション/感染』(14/ジョシュ・ハートネット、ロザリオ・ドーソン共演)などがある。

    「スクリーン・インターナショナル」誌より"オーストラリアの明日のスター"のひとりに選ばれた。また、カンヌ映画祭のある視点部門とトロント国際映画祭の両方で上映されたオーストラリアのインディペンデント映画『明日、君がいない』(06)で主人公を演じ、初めて世界じゅうの映画ファンの注目を惹き付けた。この作品で、暗い秘密をもつ高校生の複雑な心理描写を演じきり、オーストラリア映画協会(AFI)の最優秀主演女優賞にノミネートされた。さらに、若くして勝ち取った成功を称えられ、11年度オーストラリアンズ・イン・フィルムのブレイクスルー賞を授与された。

    演技を超え、カメラの裏側にスムーズに移行し、長編映画とドキュメンタリーの両方で監督/脚本家/プロデューサーとしても活動している。さらに、アムウェイの化粧品アーティストリーのグローバルフェイスを務め、このブランドの世界じゅうで見られるいくつかの広告キャンペーンに出演。また、yourzenlife.comというヘルス&ウェルネスのブログを立ち上げた。現在は、カリフォルニア州ロサンゼルス在住。

  • ガブリエル・ベイトマン(マーティン)

    9人兄弟の末っ子。クリエイティブな芸術一家に育ち、すでに、映画『アナベル死霊館の人形』(14)など、ネットワーク局の番組やスタジオ/インディペンデント映画に12本以上出演してきた多才で経験豊かな俳優である。

    コメディやホラーからドラマまで、幅広いジャンルで経験を積み、多様な役柄に対応できることを示してきた。ディラン・マクダーモットの息子イーサンを演じ、マギー・Qとも共演したTVシリーズ「STALKER:ストーカー犯罪特捜班」の8エピソード(14~15)が最も有名。

    最近では、新作ドラマ/ホラーシリーズ「アウトキャスト」の2エピソード(16)に出演。また、アメリカで6月22日に初回放送された「American Gothic」(16~)にメインキャラクターふたりの息子ジャック役で出演している。

  • ビリー・バーク(ポール)

    生来のパフォーマーである。ワシントン州ベリンハムに生まれ育つ。9歳のときに歌い始め、15歳でバンドに参加。シアトルのアネックス・シアター、ニューシティ・フェスティバル、A.H.Aシアターに出演するチャンスを得た。1990年のインディペンデント映画『Daredreamer』で映画デビューを飾り、演技と歌のキャリアを求めてロサンゼルスへ移った。

    大ヒット「トワイライト」シリーズ(08,11,12)で演じたベラの父親チャーリー・スワンが有名。また、人気シリーズ「24 TWENTY FOUR」の7エピソード(02~03)で演じたゲイリー・マシスン役でも知られている。さらに、『炎のミモリアル』(04/ホアキン・フェニックス共演)にも出演。そのほかの映画作品には、『Forfeit』(07)、『ラブ・アペタイザー』(07・未)、『ブラックサイト』(08)、レオナルド・ディカプリオ製作のダークファンタジー『赤ずきん』(11)などがある。

    TVでは、「ギルモア・ガールズ」の3エピソード(03)、「LAW & ORDER ロー&オーダー」の1エピソード(07)、ミステリーシリーズ「FRINGE/フリンジ」の1エピソード(08)、「My Boys」の5エピソード(08,09)、「クローザー」の3エピソード(09,12)、ドラマ「リゾーリ&アイルズ」の4エピソード(10~12)といった有名なTVシリーズに出演してきた。

    また、エリック・クリプキが企画し、J.J.エイブラムスとジョン・ファブローが製作総指揮を務めるTVシリーズ「レボリューション」の42エピソード(12~14)では主役を務めた。さらに、『Divine Access』(15/スティーブン・プリンス監督、サラ・シャヒ、ゲイリー・コール共演)では製作と出演を兼ねた。現在は、これまでに26エピソード(15~16/ジョシュ・アップルバウム、アンドレ・ネメク製作、ジェイムズ・ウォーク、クリステン・コノリー共演)に出演したTVシリーズ「暴走地区-ZOO-」の第2シーズンが全米で放送中である。
    家族とともにロサンゼルス在住。

  • マリア・ベロ(ソフィー)

    並外れたまばゆいばかりの存在感で主演女優としての地位を確立。自身がゴールデングローブ/全米映画俳優組合賞にノミネートされた『The Cooler』(03/ウィリアム・H・メイシー共演)、自身がニューヨーク映画批評家協会賞を受賞し、ゴールデングローブ賞にノミネートされた『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05/デイビッド・クローネンバーグ監督、ビゴ・モーテンセン、エド・ハリス共演)、『ワールド・トレード・センター』(06/オリバー・ストーン監督)、『プリズナーズ』(13/ヒュー・ジャックマン共演)、『サード・パーソン』(13/ポール・ハギス監督)、『McFarland, USA』(15/ニキ・カーロ監督、ケビン・コスナー共演)といった映画で演じたさまざまな役柄で観客の心を虜にしてきた。

    近作は、サスペンスホラー『ダークハウス』(15・未/ジェイムズ・ワン製作)、『フィフス・ウェイブ』(16/クロエ・グレース・モレッツ、リーブ・シュレイバー共演)など。待機作には、『Max Steel』(アンディ・ガルシア共演)、『In Search of Fellini』『The Late Bloomer』『Wait Till Helen Comes』などがある。

    アマゾンのオリジナルシリーズ「Goliath」の10エピソード(16/ビリー・ボブ・ソーントン、ウィリアム・ハート共演)が放送予定である。この作品では、ソーントンのキャラクターで、かつては尊敬を受ける弁護士だったが、自分が共同創立した社会的地位のある会社から除名されるビリー・マクブライドの元妻/弁護士のジュリー・マクブライドを演じる。

    ほかに、『パーマネント ミッドナイト』(98・未/ベン・スティラー共演)、『ペイバック』(99/メル・ギブソン共演)、ジェリー・ブラッカイマー製作の『コヨーテ・アグリー』(00)、『デュエット』(00/ブルース・パルトロー監督)、『ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター』(02)、『Silver City』(04/クリス・クーパー共演)、『シークレット ウインドウ』(04/ジョニー・デップ共演)、『アサルト13 要塞警察』(05/イーサン・ホーク共演)、『サンキュー・スモーキング』(05)、『マイ・フレンド・フリッカ』(06・未/ティム・マッグロウ共演)、『Nothing is Private』『ジェイン・オースティンの読書会』(共に07)、『イエロー・ハンカチーフ』『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(共に08)、ジョン・ウェルズ監督のドラマ『カンパニー・メン』(10)、『Beautiful Boy』(10)、アダム・サンドラーと共演した『アダルトボーイズ青春白書』(10・未)と続編『アダルトボーイズ遊遊白書』(13・未)などがある。

    TVにも多く出演し、高評価を受けたシリーズ「ER 緊急救命室」の25エピソード(97~98)では情熱に溢れたがんこな小児科医、ドクター・アンナ・デル・アミコを演じ、TVシリーズ「新・第一容疑者」の13エピソード(11~12)ではジェーン・ティモニー刑事を演じた。また、スティーヴン・キングの短編に基づくTV映画「スティーヴン・キング ビッグ・ドライバー」(14)にも主演している。

    2015年4月、初めての著作本「Whatever... Love is Love」をハーパーコリンズのインプリント会社デイ・ストリート・ブックスより出版した。本の中で詳しく述べた「Coming Out as a Modern Family」のコラムは13年に「ニューヨーク・タイムズ」紙に掲載された。この本は、家族/パートナーシップ/性的関心/精神性に関するテーマやアイデアを掘り下げている。

    活動家としても世界的に有名である。特にハイチに注目しながら、世界じゅうの社会的公正や女性の権利に関して世界で最もパワフルな発言力をもつ活動家のひとり。ハイチのシテ・ソレイユに拠点を置くNGOで、女性の政治的/経済的/社会的な参加を呼びかけ、国じゅうの女性を擁護するウィ・アドバンスの共同創立者である。

    08年以来、ハイチにおいてアーティスツ・フォー・ピース&ジャスティスとファム・アン・デモクラティエとともに活動してきた。10年には選挙のための女性のメディアキャンペーンで資金調達とプロデュースを担当。また、ハイチ地震のあとすぐに、ペションビル・キャンプに女性のクリニックを開く運動の陣頭指揮に立った。さらに、クリントン・グローバル・イニシアティブのメンバーであり、ハイチのネットワーク内でジェンダー・ポリシーの活動をおこなっている。NGOバイタルボイスの女性のためのグローバルアンバサダーに任命され、バイタルボイス/バンク・オブ・アメリカ国際女性カンファレンス・イン・ハイチに史上初の参加を成し遂げた。
    社会的インパクト投資/ハイチ/女性の権利について世界じゅうで講演している。12年には、国務省のフォーラム・オン・インパクト投資で基調講演をおこない、スターキーきこえの財団のソー・ザ・ワールド・メイ・ヒア・アワードを授与された。ウィメン・イン・ハイチのグッドウィルアンバサダーに指名され、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌスとともに、女性の権利拡大/ソーシャル・ビジネス/貧困緩和のための委員会を、ミシェル・マテリ大統領当時のカウンシル・フォー・インベストメント・イン・ハイチへと導いた。また、世界じゅうのテデックスやほかの会場で、新しい女性の革命や女性のためのインパクト投資について語ってきた。さらに、ハイチや世界じゅうの女性たちにつながりと自信をもたせる目的で、ウェブサイト・ウィ・アドバンスを立ち上げ、そのサイトを動かす会社ソクミ・アカデミーとパートナーシップを組んでいる。ハイチの仲間たちとともに、ハイチのマリゴに女性初のベーカリー協同組合を構築した。

    平和と正義の教育を専攻したビラノバ大学で活動家としてのキャリアをスタートさせ、フィラデルフィアにおけるウィメンズ・ロー・プロジェクトに携わった。97年に、ハーレムで自身にとって初めてのNGOドリームヤード・ドラマ・プロジェクトを始動させた。09年、スーダン・ダルフールの女性たちとの活動を称えられ、「バラエティ」誌の"ハリウッドで最もパワフルな女性"のひとりに選出された。

  • アレクサンダー・ディペルシア(ブレット)

    アマゾンのドラマシリーズ「Good Girls Revolt」(16)に出演中である。この作品で、ベトナム時代に深く影響を受けたのち、人生を再スタートさせようとする退役軍人を演じている。また、短編映画『Thorns』(09)や、同じくディエゴ・ルナが監督した『Drifting: Part 1』(13)とガエル・ガルシア・ベルナルが監督した『Drifting: Part 2』(13)の2部構成の短編映画に出演。両作品ともカンヌとベネチア映画祭で上映された。

    ほかに、『アイ・アム・レジェンド』(07/ウィル・スミス共演)、『最終突撃取材計画!』(08・未/ケルシー・グラマー共演)などがある。TVでは、FOX放送「GOTHAM/ゴッサム」の1エピソード(14)、CBS放送「NCIS:ニューオーリンズ」の1エピソード(14)などに出演している。

    また、コレクター/学芸員/アドバイザーとしてニューヨークの美術界で重要な役割を担っている。コレクションをまとめる手伝いからアートに関連するインテリアデザインに至るまでのあらゆるプロセスに携わり、たとえば、中世デンマークのソファや壁に掛ける絵を選ぶといった手助けをしている。ニューヨークじゅうの多くのロビーに芸術品を設置し、ニューヨークのハドソン・ヤード地区の新しいビルには常設展示作品を設置してきた。

    イタリア語を少しとスペイン語を話し、歌とギター演奏を楽しんでいる。ニューヨーク在住。

  • ロッタ・ロステン(エスター)

    スウェーデンに拠点を置く女優/脚本家/プロデューサーである。本作の着想を得た2013年の人気ホラー短編映画『Lights Out』および『Cam Closer』、『Coffer』『Not So Fast』『Pictured』『See You Soon』(いずれも14)、『Attic Panic』(15)、『Closet Space』(16)を含め、デヴィッド・F・サンドバーグ監督の短編映画のほとんどすべての作品に出演してきた。

    また、夫であるサンドバーグとともに、前述の作品の脚本と製作も務めている。さらに、サンドバーグ監督の11年の短編ドキュメンタリー「Animera = Göra Livlig」ではナレーターも務め、この作品は、スウェーデンのTV局SVTで放送された。

  • デヴィッド・F・サンドバーグ(監督)

    1981年、スウェーデン・ヨンショーピングで生まれた。幼いころから映画に夢中になった。十代後半にビデオショップで働いたことで、さらに映画への情熱が高まり、お金を貯めて1台目となるビデオカメラを購入した。短編映画を撮り始め、さまざまな映画祭へ出品し、やがて地元の映画センター、フィルム・イ・ヨンショーピング・ラーンでインターンとして働くことになった。

    06年、自身が初めて手がけた短編アニメ『För Barnen』をYouTubeに投稿し、直後に別の短編アニメ『Vad Tyst Det Blev...』(06)も投稿した。この短編アニメがノーベンバー映画祭で複数の賞を受賞し、仕事のオファーが次々と舞い込んだため、さまざまなクライアント向けにコマーシャルや短編映画を制作する会社を立ち上げた。

    09年、スウェーデンのヨーテボリに移り、CLフィルムのクラエス・ランディンとコラボレートし始める。11年、ふたりは、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーで放送されたアニメドキュメンタリーTVシリーズ「Earth Savers」を手がけた。このほか、アニメと実写を融合させた実験的作品「Ladyboy」(13)、特撮技術を取り入れ、いじめを受ける少年が描いた絵が動き出すVimeoに投稿した短編『Wallace』(14)などがある。

    13年、ホラーやSF映画を作りたいという元々の夢から遠ざかっていることに気づき、自宅のアパートで妻のロッタ・ロステンとともに短編ホラー映画を制作し始めた。
    現在、14年に公開された『アナベル 死霊館の人形』の続編『Annabelle 2』に取り組んでいる。同作は、17年5月に公開予定である。

  • ジェイムズ・ワン(製作)

    今日の映画界において最もクリエイティブな映画製作者のひとりとみなされている。大ヒットシリーズの最新作『死霊館 エンフィールド事件』(16/ベラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン出演)が、2016年6月10日に米国で公開された。同作は、4000万ドルを売り上げた米国をはじめ32カ国で、公開週末の興行成績1位を獲得している。同作では監督を務め、さらにチャド・ヘイズ、ケイリー・ヘイズ、デイビッド・レスリー・ジョンソンとともに脚本も手がけ、ロブ・コーワンとピーター・サフランとともに製作も担当した。また、シリーズ前作で、高い評価を得た13年の『死霊館』(ファーミガ、ウィルソン、リリ・テイラー、ロン・リビングストン出演)でも監督を務めた。著名な超常現象研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻のケースファイルを描いて高評価を浴びたこの作品は、全世界で3億1800万ドルを超える興行収益をあげた。

    自身の製作会社アトミック・モンスターは、あらゆる予算の幅広い映画/TV作品を製作し、『アナベル 死霊館の人形』(14)で大きな成功を収めた。ピーター・サフランとともに製作を担当した同作は、全世界で2億5200万ドルを超える興収を記録。現在、デヴィッド・F・サンドバーグが監督し、自身が製作を務める『Annabelle 2』を撮影中である。

    アトミック・モンスターが手がけるTV作品に、自身がパイロット版を監督したクラシックTVシリーズのリメイク版「MacGyver」がある。このシリーズは、CBS放送より16年秋のシーズンで放送予定である。また、同シリーズではアトミック・モンスターのマイケル・クレア、ピーター・レンコフ、クレイグ・オニール、ヘンリー・ウィンクラー、リー・ズロトフとともに製作総指揮も務める。

    大成功を収める「ワイルド・スピード」シリーズ最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』も監督。15年4月に公開された同作は、オープニング週末だけで世界興収3億9000万ドル以上という記録破りの大ヒットとなった。全米ボックスオフィスで4週間1位の座を守り、世界興収15億ドル以上という歴代6位の成績を上げている。

    人気作「インシディアス」シリーズ(10,13,15)の共同クリエイターとして、パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン、バーバラ・ハーシー出演の『インシディアス』(10)と『インシディアス 第2章』(13)で監督を務めた。また、『インシディアス 第2章』では、原案も手がけ、さらに、製作を担当した『インシディアス 序章』(15)には、ダーモット・マロニー、ステファニー・スコット、リン・シェイ、アンガス・サンプソン、リー・ワネルが出演。シェイ、サンプソン、ワネルの3人は、シリーズ第1、第2作目にも出演している。この作品では長年の脚本パートナーであるワネルが監督を務め、15年6月から世界じゅうで公開された。そして再び製作を担当する待機作『Insidious: Chapter 4』が、17年10月20日に公開予定である。

    また、歴代で最も大きな成功を収めたホラーシリーズ「ソウ」(04,05,06,07,08,09,10)の共同クリエイターでもある。04年度サンダンス映画祭でプレミア上映された最初の『ソウ』では監督も兼ね、全シリーズの製作総指揮も担当している。

    ほかの監督作品には、カルト的ホラー『デッド・サイレンス』(07)、人気を博した復讐劇『狼の死刑宣告』(07/ケヴィン・ベーコン、ギャレット・ヘドランド出演)などがある。

    04年、オーストラリアのグレッグ・テッパー賞を受賞。オーストラリア市民で、米国居住者である。

  • ローレンス・グレイ(製作)

    2013年、自身の製作会社グレイ・マター・プロダクションズを設立して以来、さまざまなジャンルの洗練された作品を製作し、最も精力的な映画・TVメディア企業としての地位を確立してきた。

    14年、グレイ・マター社はブルース・リー・エステートと提携し、武術のレジェンド、ブルース・リーの決定版となる伝記映画の企画開発/製作をおこなうと発表し、大きく報道された。また、デイビッド・ロバート・ミッチェル監督の『イット・フォローズ』(14)の権利を獲得してニュースとなり、さらに同監督のタイトル未定で内容も非公開のサスペンス作品の製作に着手していることでも大きな注目を集めている。

    グレイ・マター社を設立した直後の、13年から14年にかけて次々と脚本を高額で販売し、知名度を上げた。同社の初プロジェクト『Section 6』は、英国の秘密情報部MI-6の誕生秘話を描くアクションサスペンスである。脚本は、6つの映画会社による入札合戦の末に売却され、『アタック・ザ・ブロック』(11)のジョー・コーニッシュ監督により、16年冬に撮影を開始する予定である。ほかに、百万ドル単位で売却された脚本には、サンタクロースの伝説を再構成し、バイキングを題材にした『Winter's Knight』がある。同作は、米アカデミー賞ノミネート作品『コン・ティキ』(12)と『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』(17年5月26日日本公開予定)の監督ヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリがメガホンを握る予定である。

    グレイ・マター社を設立する前は、12年のヒット作『31年目の夫婦げんか』(デイビッド・フランケル監督、メリル・ストリープ、トミー・リー・ジョーンズ、スティーブ・カレル出演)の共同製作を担当した。同作は、製作費2500万ドルで、1億700万ドルの全世界興行収益をあげ、メリル・ストリープがゴールデングローブ賞にノミネートされた。また、13年のヒット作『ラストベガス』(ジョン・タートルトーブ監督、マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クライン出演)では製作総指揮を務めた。

    映画会社のエグゼクティブとして素晴らしい実績を積み重ねることで、製作のキャリアを築き始めた。06年から09年まで、ユニバーサル・ピクチャーズ製作部門上級副社長を務めた。同社では、ダーレン・アロノフスキー、クリストファー・ノーラン、ジャド・アパトー、称賛を受けた『スペル』(09)で組んだサム・ライミをはじめ、ハリウッドの一流監督たちとともに映画製作の陣頭指揮を執った。09年から11年間まで、マンデート・ピクチャーズ製作部門執行副社長兼共同主席を務めた。
    00年から06年まで、フォックス・サーチライト・ピクチャーズにおいて急速に出世を遂げ、重役になった。同社が独自のスタイルをもつ映画監督によるジャンル映画を扱う会社として地位を築くために尽力した。在籍中、『28日後...』(02)、『サイドウェイ』(04)、『ナポレオン・ダイナマイト』(04・未)、『リトル・ミス・サンシャイン』(06)などの製作や権利獲得をおこなった。とりわけ注目すべき作品は、自身が脚本を発掘し、高い評価を受け、大ヒットを記録した『JUNO/ジュノ』(07)である。同作ではジェイソン・ライトマン監督と組み、製作の陣頭指揮を執った。2億3100万ドルの興収を記録した同作は、最高額の興収をあげた作品のひとつとなり、米アカデミー賞最優秀脚本賞受賞、同賞最優秀作品賞と最優秀監督賞ノミネート、ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門最優秀作品賞ノミネートなど、数多くの賞を受賞し、ノミネートを獲得した。

    フォックス・サーチライト社では、新進気鋭の監督や俳優を発掘し育てることで評判を得た。洞察力のあるロシアのティムール・ベクマンベトフ監督のアクションファンタジー『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』(04)と『デイ・ウォッチ』(06)の権利獲得と製作の統括をおこなった。同監督は、のちに08年の高額興収をあげた映画のひとつ、『ウォンテッド』でもメガホンを握った。また、タイラー・ペリーの初出演作品で、2億ドルのシリーズ作品に発展した『Diary of a Mad Black Woman』(05)を見いだし、企画開発を担当。ほかの数多くの作品に加え、フランスのアレクサンドル・アジャ監督の『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06)の統括もおこなった。さらに、米アカデミー賞ノミネート経験をもつジェイソン・ライトマン監督を見いだし、『サンキュー・スモーキング』(05)の権利を獲得。ライトマンとスタジオでの全面的な製作と監督契約を結んだ。新進気鋭のタレント発掘における実績に基づき、フォックス・サーチライト社のジャンル映画部門フォックス・アトミックの事業化計画の策定支援業務に抜擢された。自身がユニバーサル・ピクチャーズへ移る前に、アトミック・フィルムズが設立された。

    カナダ・モントリオール出身。ジョージタウン大学ローセンター卒業。スコット・ルーディン・プロダクションズでインターンとして働き、映画業界でのキャリアをスタートさせた。その後、98年から00年まで、フォックス2000でザッカー/ネッター・プロダクションズ向けの製作をおこなった。その当時、『ゾルタン★星人』(00・未/アシュトン・カッチャー、ショーン・W・スコット出演)、『フォーン・ブース』(02/ジョエル・シューマカー監督、コリン・ファレル主演)などの製作を統括。現在、ティーチ・フォー・アメリカのアソシエイト・ボードの一員である。また、アメリカ・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)でも積極的に活動している。

  • エリック・ハイセラー(製作/脚本)

    脚本家/作家。2013年に、脚本も手がけた『ハリケーンアワー』(ポール・ウォーカー、ジェネシス・ロドリゲス出演)で監督デビューを飾った。

    待機作に、優秀脚本賞ブラックリストに名前が挙がった脚本「Story of Your Life」に基づく『Arrival』(ドゥニ・ビルヌーブ監督、ジェレミー・レナー、エイミー・アダムス出演)がある。同作は、高い評価を得ているテッド・チャンによる短編物語に基づくSFサスペンス映画である。同じく手がけた脚本がブラックリストに載った『Bird Box』は、現在キャスティングをおこなっている。アンドレ・ムスキエティが監督、スコット・ステューバーが製作を務める予定である。
    現在、ニール・モーリッツとバリアント・コミックス向けに、バリアント・コミックスの初映画化作品『Bloodshot』のリライトに取り組んでいる。また、別のバリアント・コミック『Harbinger』を企画開発中である。

    さらに、進行中のプロジェクトには、『Understand』がある。加えて、プロデューサーのクリスティーン・ボイランが、ウェブサイト"ポップコーン・フィクション"に掲載されたショートストーリー「Last Vegas」のTVドラマ化を計画している。また、ダーク・ホース・ブックス向けにグラフィックノベル「Shaper」を執筆したときのダーク・ホース社との交流に基づき、ダーク・ホース・コミック向けに「Lone Wolf 2100 Chase the Setting Sun」を執筆中である。

    作家として出版した近著には、「150 Screenwriting Challenges」がある。また、傑作選掲載サイト"ポップコーン・フィクション"には、ハリケーン・カトリーナの生存者たちから集めた体験談を取り入れた物語で、映画のひな型となった「Hours」など、多くの作品を執筆している。

    映画においては、リメイク版『エルム街の悪夢』(10)、『ファイナル・デッドブリッジ』『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(共に11)などの脚本を手がけている。
    オクラホマで育った。父親は、オクラホマ大学の古代史の教授であった。大学教授に与えられる長期有給休暇期間には、父親に連れられて貴重で魅力的なヨーロッパの各地で過ごした。自称独学者。90年代半ばに卓上用ゲーム市場で執筆のキャリアをスタートさせた。その後、架空の人物マーク・コンドリーから送られてくる一連の手紙で綴られるオンライン書簡体物語「The Dionaea House」で脚本家として仕事を始めた。ワーナー・ブラザースが「The Dionaea House」の権利を獲得したことにより、パラマウント、ワーナー・ブラザース、CBS、ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズから脚本執筆の依頼が舞い込んだ。

    「The Dionaea House」の10周年を記念して、レディットについてのオンライン手引書「Exposure」を発売。真っ先にニール・モーリッツが購入した。

  • ウォルター・ハマダ(製作総指揮)

    ニューライン・シネマ製作部門上級副社長。これまでに製作を統括してきた数多くのホラー映画には、『13日の金曜日』(09)、『エルム街の悪夢』(10)、『ファイナル・デッドブリッジ』(11)、『アナベル 死霊館の人形』(14)、『死霊高校』(15)などがある。また、『47RONIN』(13/キアヌ・リーブス主演)、コメディ『俺たちスーパーマジシャン』(13・未/スティーブ・カレル主演)、『イントゥ・ザ・ストーム』(14)では製作総指揮を務めた。ジェイムズ・ワン監督とは、世界的大ヒット作『死霊館』(13/ベラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン出演)で組み、2016年6月に米国公開された続編の超常サスペンス『死霊館 エンフィールド事件』にも携わっている。

    07年にニューライン社に入る前は、共同設立したマネッジメント/製作会社H2Fエンターテイメントで4年間共同経営者を務めた。H2F社では、『ウォンテッド』(08)や『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11)の脚本を手がけたクリス・モーガン、『インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン』(06・未)の脚本を手がけたブラッド・ガン、『フォー・クリスマス』(08・未)の脚本を手がけたマット・R・アレン&ケイレブ・ウィルソンら、多くの脚本家たちのキャリア構築を支援した。また、インディペンデント系ホラー映画『Whisper』(07)の製作を務めた。

    UCLAを卒業後、トライスター・ピクチャーズでアシスタントとしてキャリアをスタート。瞬く間に昇進し、最終的にはコロンビア・ピクチャーズ製作部門副部長に就任した。在籍中、『ビッグ・ヒット』『GODZILLA』(共に98)、『バーティカル・リミット』(00)、『S.W.A.T.』(03)などの企画開発や製作を統括した。

  • デイブ・ノイスタッター(製作総指揮)

    2007年からニューライン・シネマで企画開発エグゼクティブとして仕事をし、現在は製作部門副部長を務めている。製作に携わった作品に、独創性に富んだ傑作ホラーを現代風にリメイクし、ジャッキー・アール・ヘイリーがフレディ・クルーガーを演じた『エルム街の悪夢』(10)、ロマンチックコメディ『遠距離恋愛 彼女の決断』(10/ドリュー・バリモア、ジャスティン・ロング出演)、『俺たちスーパーマジシャン』(13・未/スティーブ・カレル、スティーブ・ブシェミ出演)などがある。

    このほか、『なんちゃって家族』『死霊館』(共に13)、竜巻を題材にしたサスペンス『イントゥ・ザ・ストーム』(14)、『アナベル 死霊館の人形』(14)、『死霊高校』『お!バカんす家族』(共に15)、『How to be Single』(16)、シリーズ第2作目の『死霊館 エンフィールド事件』(16)で製作総指揮を務めた。

    03年、ニューライン社の企画開発部でインターンとしてキャリアをスタートし、やがてリチャード・ブレナーにエグゼクティブ・アシスタントとして採用された。インディアナ大学卒業。

  • リチャード・ブレナー(製作総指揮)

    ニューライン・シネマに20年以上在籍し、2008年より製作部門社長を務めている。

    ニューライン社において、最も成功を収めた映画作品の多くで製作を統括し、製作総指揮を務めてきた。大ヒットを記録した作品に、『ウェディング・シンガー』(98)、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』(02)、『ウエディング・クラッシャーズ』(05・未)、『セックス・アンド・ザ・シティ』(08)、『モンスター上司』(11)、『なんちゃって家族』(13)、世界的ヒット作『カリフォルニア・ダウン』(15)、「ファイナル・デスティネーション」シリーズ(00,03,06,09,11)などがある。近作には、ライアン・クーグラー監督が「ロッキー」シリーズの新たな物語を描いた賞受賞作『クリード チャンプを継ぐ男』(15)、ジェイムズ・ワン監督の『死霊館』(13)に続く待望の第2弾『死霊館 エンフィールド事件』(16)、ドウェイン・ジョンソンとケビン・ハートがコンビを組む『Central Intelligence』(16)がある。

    待機作には、ウィル・スミス、エドワード・ノートン、キーラ・ナイトレイ、マイケル・ペーニャ、ナオミ・ハリス、ケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレンらアンサンブルキャストが出演する『Collateral Beauty』、アイス・キューブ、チャーリー・デイ出演の『Fist Fight』、ウィル・フェレル、エイミー・ポーラー出演のコメディ映画『The House』などがある。

    派遣社員としてニューライン社に入り、ストーリー編集者から製作部門社長へと急速に昇格。そのキャリアを通して、ドウェイン・ジョンソン、ジェニファー・アニストン、ウィル・フェレル、アイス・キューブなど、才能溢れるタレントとスタジオとの結びつきを強める役割を果たしてきた。

    ニュージャージー州ショート・ヒルズで生まれ育った。94年に歴史の文学士号を取得し、イェール大学を卒業した。

  • マーク・スパイサー(撮影)

    オーストラリア出身。ジョン・ウー監督の『M:I-2』(00)やバズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』(01)などの映画でカメラオペレーターとしてキャリアをスタートさせた。その後、ジャウマ・コレット=セラ監督の『蝋人形の館』(05)やアンヌ・フォンテーヌ監督の『美しい絵の崩壊』(13)などで第二班撮影に携わった。

    エンターテイメント・ワン配給のオーストラリアのTVシリーズ「Underbelly」の第4シーズンのエピソード「Tripe and Brains」(11)でメインユニットの撮影を担当し、2011年度 ACT/NSWオーストラリア撮影監督協会賞金賞を受賞した。ジェイムズ・ワン監督の『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)で一緒に撮影を担当したスティーブン・F・ウィンドンとは密に連携して仕事をしている。現在、F・ゲイリー・グレイ監督の『Fast 8』の第二班撮影をおこなっている。

  • ジェニファー・スペンス(美術)

    カナダ出身。1990年代にロサンゼルスに移り、ほどなくして夫とともに映画業界で働きはじめた。専門的な教育を受けていないが、絵画技術をマスターし、アート部門のあらゆる面で仕事をするために技術を磨いた。主にプロダクションデザイナーとして、ホラージャンルに特化し、著名な監督たちと組んで人気のシリーズ作品を手がけている。

    短編やビデオ作品に携わりキャリアをスタートしたのち、08年に『キング・オブ・コメディ』(00・未)を彷彿とさせるイスラム教をテーマにしたコメディ・ライブ・スペシャル「Allah Made Me Funny: Live in Concert」の美術を担当し、自身の才能を展開させた。その後、自身にとって初めてのホラー映画『ダスク・オブ・ザ・デッド』(08・未)を担当し、次いでサスペンス『ミッシング ~50年前の記憶~』(09・未)やドラマ『I Will Follow』(10)など、さまざまなジャンルに進出した。

    自身の可能性を探究し、業界内で確固たる地位を築いたのち、予想外の大ヒットシリーズ第2作目『パラノーマル・アクティビティ2』(10)を皮切りに、『パラノーマル・アクティビティ3』(11)、『パラノーマル・アクティビティ4』(12)の美術を手がけて以来、長年にわたりホラージャンルに夢中になっている。
    10年、『インシディアス』の美術を担当し、その後『インシディアス 第2章』(13)と『インシディアス 序章』(15)も担当した。

    このような人気作品での仕事の合間に、ホラー映画ファンお気に入りの監督たちと組み、数多くのカルトクラシック作品を手がけてきた。12年、『ザ・ベイ』にアートディレクター助手として携わった。また同年、ロブ・ゾンビ監督の『ロード・オブ・セイラム』の美術を担当した。14年の『鮮血ピエロの惨劇』(未)の美術を担当したのち、同年、サスペンス『デフォルト・ハイジャック』(未)でアートディレクターを務めた。15年、ホラージャンルに戻り、『Lady of Csejte』、ダーレン・リン・バウズマン監督の『Tales of Halloween』に携わった。

    このほかの近作に、バウズマン監督と2度目のコラボレートとなる『Abattoir』(16)がある。待機作には、多作のアキバ・ゴールズマン監督によるファンタジードラマ『Stephanie』、そして『The Bye Bye Man』などがある。

  • カーク・モッリ(編集)

    これまでに、ジェームズ・ワン監督とは、『インシディアス』(10)、『死霊館』『インシディアス 第2章』(共に13)、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)でコラボレートしている。編集を担当した近作は、2016年6月に米国公開されたワン監督の『死霊館 エンフィールド事件』。

    このほか、編集を手がけた作品に、『The FEAST/ザ・フィースト』(05)、『パルス』(06)、『ヒルズ・ハブ・アイズ2』(07)、『その男は、静かな隣人』(07・未)、『Circle of Eight』(09)、『GUN [ガン]』(10・未)、『All Things Fall Apart』(11)、『フリーランサー NY捜査線』『ピラニア リターンズ』(共に12)、『ハウ・トゥ・エスケイプ?』(13・未)などがある。

  • ミシェル・オーラー(編集)

    編集を担当した作品に、『チャーリーと18人のキッズinブートキャンプ』(07・未/キューバ・グッディング・Jr出演)、コメディ『THE CHAPERONE』(11)、インディペンデント映画『The Forger』(12/ローレン・バコール、ジョシュ・ハッチャーソン、アルフレッド・モリナ、スコット・イーストウッド出演)、ロブ・コーエン監督のサスペンス『ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑』(15・未)、コメディ『クレイジー・ウェディング/最狂にひどい結婚式』(15・未)などがある。また、2015年の成功を収めたホラーシリーズ作品『パラノーマル・アクティビティ5』(未)も手がけた。現在、インディペンデント系サスペンス『You Get Me』(ベラ・ソーン出演)の編集に取り組んでいる。さらに、大ヒットを記録した超常サスペンス『アナベル 死霊館の人形』(14)の続編で、大きな期待が寄せられている『Annabelle 2』の編集作業が控えている。

    第一編集助手として、『カラー・オブ・ハート』(98/リース・ウィザースプーン出演)、マイケル・マン監督の『インサイダー』(99)、ティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』(03)と『アリス・イン・ワンダーランド』(10)、ジャウマ・コレット=セラ監督の『蝋人形の館』(05)、フィル・ジョアノー監督の『ギャングスターズ 明日へのタッチダウン』(06・未)、サスペンス『ゲスト』(09・未/エミリー・ブラウニング、エリザベス・バンクス、デイビッド・ストラザーン出演)などに携わった。また、ライアン・マーフィー監督の『食べて、祈って、恋をして』(10/ジュリア・ロバーツ主演)で編集助手を務め、ブライアン・シンガー監督のアクションアドベンチャー『ジャックと天空の巨人』(13)では共同編集を担当した。

  • ベンジャミン・ウォルフィッシュ(音楽)

    10年を超えるキャリアをもち、60作品以上の映画で音楽を担当してきた。ワールド・サウンドトラック賞のディスカバリー・オブ・ジ・イヤー賞、アイバー・ノベロ賞とハリウッド・ミュージック・イン・メディア・アワードの最優秀作曲賞など、数多くの賞受賞歴とノミネート歴をもっている。

    2004年、映画界の巨匠、ラース・フォン・トリアーとトーマス・ビンターベアから声がかかり、『DEAR WENDY ディア・ウェンディ』(04)で初めて映画音楽を作曲した。その後、ルパート・ワイアットの初監督作品で高い評価を受けた『DATSUGOKU ‐脱獄‐』(08・未)など多くの作品で音楽を担当し、長年のコラボレーター、ダリオ・マリアネッリとタッグを組み、米アカデミー賞最優秀作曲賞を受賞した『つぐない』(07)、同賞にノミネートされた『プライドと偏見』(05)や『アンナ・カレーニナ』(12)などで編曲や指揮を担当してきた。

    音楽を担当した近作に、サスペンス『ハリケーンアワー』(13)、バーティゴ・フィルムズ製作の『Hammer of the Gods』(13)、デイビッド・ハイマン製作のBBC放送のTV映画「The Thirteenth Tale」(13/バネッサ・レッドグレーブ出演)、『Desert Dancer』(14)、『PRESSURE/プレッシャー』(15/未)、ジェイムズ・モル製作、スコット・ヘイズ監督の『Mully』(15)などがある。待機作は、ジョージ・メンデラック監督の『Bitter Harvest』など。また、米アカデミー賞受賞歴をもつ作曲家ハンス・ジマーに声をかけられ、スティーブ・マックイーン監督の世界じゅうから称賛を浴びた作品『それでも夜は明ける』(13)の音楽補佐を務めた。

    近作のなかでも、16年度トライベッカ映画祭で上映されたスティーブン・スピルバーグ製作、ジェイムズ・モル監督の短編『Auschwitz』(15)、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』の楽曲を手がけたことを特に光栄に思っている。

    ロンドンの王立音楽アカデミーで作曲について学んだ。その後、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団とハリウッド・ボウルにて、シドニー交響楽団とシドニー・オペラ・ハウスにて、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団とロイヤル・フェスティバル・ホールにて共演するなど、数々の世界トップクラスのオーケストラとコンサートで共演している。

  • クリスティン・バーク(衣装)

    カリフォルニア州オレンジ郡で生まれた。ノースウェスタン大学で教育を受け、ラジオ/TV/映画学科とフランス語研究の両方を専攻した。ノースウェスタンで、オペラや演劇で賞賛されるデザイナーのバージル・C・ジョンソンから衣装デザイン芸術の教えを受け、訓練した。ノースウェスタンの学生時代に、実験的な短編映画を製作し、シアトル短編映画祭/フランスのニーム映画祭/ダラス映画祭で賞を受賞している。

    2016年6月米国公開の『死霊館 エンフィールド事件』を含み、これまでに、50作品以上の映画で衣装を担当している。その主な作品に、『The Slaughter Rule』(02)、『The Cooler』(03)、『ワイルド・バレット』(06)、『インシディアス』(10)、『エンド・オブ・ザ・ワールド』(12)、『死霊館』(13)などがある。また、ミュージックビデオやコマーシャル作品、20世紀フォックスTVのシリーズ「スリーピー・ホロウ」シーズン1と2の26エピソード(13~15)などの衣装にも携わっている。

    加えて、コラージュ/キルト/メールアートを専門とし、国際的な展示会に出品するアーティストでもある。2001年9月、ロサンゼルスで初めてのソロ展示会をおこなった。

    数冊の本を出版する作家でもある。「Going Hollywood: How to Get Started, Keep Going, and Not Turn into a Sleaze」は04年9月に出版されて7カ国の映画学校や大学で使用されている。また、オハイオ大学のホリー・コールとの共著「Costuming for Film: the Art and the Craft」は05年8月にシルマン・ジェイムズ・プレスより出版された。この本は、映画の衣装デザインの裏表を書いた大学レベルのテキスト本であり、映画に協力する媒体としての衣装の役割について業界のプロたちの理解力を広げる目的で書かれた本でもある。

    さらに、インタビューや映画のレビューを交えながら、映画の衣装についてのブログを公開するウェブサイトFROCKTALK.COMも運営している。05年2月、「ハリウッド・リポーター」誌より"35歳以下の見るべきネクスト・ジェネレーション"のひとりに選ばれた。また、映画芸術科学アカデミーより、ハリウッド映画の衣装を称えた"50人のデザイナー:50着の衣装"のひとりに選ばれ、その衣装とイラストは、アメリカ/カナダ/日本でツアー展示会がおこなわれている。