レイブンクロー生との恋をおすすめする理由

く、機知に富み、頭が切れるレイブンクロー生。
そんな彼らを愛さない理由なんてないでしょう?



「意欲がある」者たちの寮であるレイブンクロー寮は、もしかしたら少しだけ敷居が高いように感じられるかもしれません――しかし、彼らの学びへの愛に騙されることなかれ。レイブンクロー生たちは好奇心旺盛で、変わり者も快く受け入れ、ホグワーツのなかでも特に興味深い寮憑きゴーストが棲みついています。もう少し詳しくレイブンクロー生とのロマンスの良さを知りたいですか?それでは、ざっと書き出していきましょう...

まさに「賢い」選択になる

「古き賢きレイブンクロー」とは、組分け帽子がこの寮の創設者をあらわすのに使った言葉です。そして、その賢さはしっかりとほとんどのレイブンクロー生にも受け継がれています。賢いということは、良い判断ができるということであり、それはまさにパートナーに求められる資質でしょう(もちろん、あなたにも)。まあ、確かに、賢くても正しい判断ができなかった生徒も過去にはいます――ギルデロイ・ロックハートは賢くても誤った選択をしてしまいましたし、ロウェナ・レイブンクローの娘でさえもトム・リドルに自分の母親の髪飾りのありかを教えてしまうという失態を犯しています――それでも、ほとんどの生徒は抜け目がありません。

例えば、シリウスを亡くしたハリーに対し、ルーナ・ラブグッドは最適なタイミングでアドバイスをしていました。

「ほら、しっかりして。聞いただろ? ベールのすぐ裏側で?」
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

誰かの助言と慰めを必要としているとき、レイブンクロー生を頼ればまず間違いないでしょう。彼らはどんな言葉を、どんなタイミングで言うべきなのかをよく分かっていますし、自分の思いを言うことを恐れません。

うぬぼれ屋ではない

賢いことに加えて、レイブンクロー生は自分の持っている知識を惜しみなく人にも共有してくれます(まあ、他人の知識を盗み取るロックハートは別ですが、彼のことはひとまずここではおいておきましょう)。

ルーナからギャリック・オリバンダー、さらにはレイブンクロー寮の寮監であるフリットウィック先生まで、レイブンクロー生は自分の経験を誰にでも喜んで話してくれます。そしてこれは、良い人間関係を作るうえでも大切なことです。さらに、彼らは実に知識が豊富です。ロックハートでさえも、記憶まわりの呪文をとても得意としていました。隣にレイブンクロー生のパートナーがいれば、もうテキストを読む必要もありませんし、クロスワード・パズルを完成させたり、テストで100点を取ったりすることだって驚くほど簡単になることでしょう。

個性を尊重する

監督生のロバート・ヒリアードによるレイブンクロー寮への「歓迎の言葉」(魔法ワールドの組分け診断でレイブンクローに組分けられた者しか読めない言葉なのですが...)のなかでは、レイブンクロー生たちは「みんながみんな個性的」だと書かれています。レイブンクロー塔においては、個性的であることが――さらには奇人と呼ばれることさえも――評価されるべき資質として捉えられています。信じたいことを信じ、感じたことを口にできるレイブンクロー生たちは、魔法の限界をさまざまな方面へ広げることができます。実験を楽しみ、新しい考えを喜んで取り入れ、まわりと比べて変わっている人のことも決して拒みません。だから、レイブンクロー生の前では自分の悪癖や、一風変わった趣味なども隠す必要はありません――どんなあなたのことも、受け入れてくれますよ。

良くも悪くも正直

これについてはルーナなんかがよい例でしょう。自分の考えをオブラートに包まずに正直に共有するので、少々ぶっきらぼうに思われるかもしれませんが、悪気があってそうしているわけではないことだけは保証します。

彼女が正直だった例として、ロンのことを次のように話していたこともありましたね...

「ロンて、ときどき、とってもおもしろいことを言うよね?」
二人で廊下を歩きながら、ルーナが言った。
「だけど、あの人、ちょっと酷いとこがあるな。あたし、去年気がついたもン」
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

...本当に、ただ正直なだけで、悪気はないんです。レイブンクロー生はうわさ話をしたり、意地悪に誰かのことを話したりすることは基本的にはしないのですが、その分、常に正直ではあります。そして――たとえときに、自分の痛いところを突かれたとしても――正直であることは健全な関係を作るうえでとても大切です。

彼らのウィットに感心させられる

賢いことは機知に富んでいることにもつながります。そんなレイブンクロー生とのディナーなら、とても楽しいものになるはずです。彼らのあっと驚くような話が聞けるのはもちろんですが、ホグワーツきっての頭の回転の速さを誇る彼らは、コミュニケーション能力がとても高いことは間違いないでしょう。レイブンクロー生と話していれば話のネタに困ることはまずないでしょうし、どんなテーマでも喜んでとことん議論したがる彼らであればあなたの言葉一つひとつを、敬意をもって聞いてくれると思いますよ。――とはいえ、セレブのゴシップよりも意味ある深い議論のほうが好きだとは思いますが。実際、レイブンクロー塔だって、難解な質問に答えられなかったら入れませんしね(つまり、もしひねりのきいたクールな問題のレパートリーを増やしたいのであればレイブンクロー塔のそばをウロウロするといいでしょう)。

自分たちのことを誇りに思っている

組分け帽子が頻繁に歌っているとおり、レイブンクロー生は誰が見ても賢いのです。しかし、彼らはそれ以上の存在なのです。学びへの熱意というものは、悲しいことに、常に称賛されるわけではありません――しかし、それこそがレイブンクローらしさなのです。彼らは自分たちの賢さにかしこまることなく、それを価値あるものと捉えている寮に在籍していることを誇りに思い、自分の知識を聞きたがる人なら誰にでも喜んでその話をしだすでしょう。そんな知的好奇心を持ったレイブンクロー生はパートナーとしてこの上なく面白いこと間違いありません――それにひょっとしたら――あなた自身が偉業を達成するのに一役買ってくれることだってあるかもしれませんよ。