ハリーがもらった最高と、最低なクリスマスプレゼント

クリスマスといえば、大切な人にプレゼントを贈りあう季節。しかし、ハリー・ポッターはクリスマスに、プレゼントとして爪楊枝をもらって悲しい気持ちで顔をしかめたこともありました。

自分が魔法使いであることを知り、ダーズリー家よりも贈り物の才能のある人たちと友だちになると、ハリーのクリスマスの靴下は面白いものでいっぱいになりました。今回は、ハリーがクリスマスにもらった最高と、そして最低なプレゼントを見ていきましょう......。
50ペンス硬貨1枚 ─ ダーズリー家
ハリーを喜ばせないためにダーズリー家が費やす労力には感心してしまいます。もはや立派なスキルです。ダーズリー家から離れて過ごす初めてのクリスマスで、バーノンおじさんとペチュニアおばさんは、ふたりがハリーを忘れていないことをプレゼントで示しました。50ペンス硬貨を1枚贈ったのです ─ そのプレゼントには、「贈ったプレゼントよりも切手代と封筒のほうが高かった」と書かれたメモが入っていました。
木の横笛 ─ ハグリット
1年生のクリスマスに、ハグリットからは木の横笛をもらいました。この贈り物は、心のこもった手作りの品というだけでなく、巨大な三頭犬をなだめられる世界でたったひとつの道具になったのでした。と言っても、わたしたちが知らないだけで、他にもあるのかもしれませんが。
クリスマスのセーター ─ ウィーズリー夫人
ハリーはウィーズリー家の特別メンバーです。ハリーの髪の毛は、ウィーズリー家のトレードマークである燃えるような赤色ではありません。しかし、クリスマスにモリー・ウィーズリー特製のセーターが届くと、いつもウィーズリー家の一員のような気持ちになっていました。
透明マント ─ ジェームズ・ポッター
贈り物というよりは、受け継いだと言えるでしょう。父親のジェームズが使っていた物をもらったのはこの透明マントが初めてだったので、ハリーにとって宝物になりました。このときハリーは、図書館の閲覧禁止の棚に行くこと以外に、重要な使い方があることを知りませんでした。

ポリジュース薬 ─ ハーマイオニー
秘密の計画を成功させるためにクラッブとゴイルに変身する薬。まぁ確かに、プレゼントではないですね......。

爪楊枝1本 ─ ダーズリー家
まぁ、爪楊枝はとても便利ですよね。
『キャノンズと飛ぼう』 ─ ロン
イギリスのクィディッチチーム、チャドリー・キャノンズについての面白い情報満載の本。
犬用ビスケット ─ マージおばさん
なぜなら、時々......いや、これは、流石にフォローしきれませんね。
忍びの地図 ─ フレッドとジョージ
ハリーはフレッドとジョージから、ひとあし早いクリスマスプレゼントとして、世界一役に立つ地図をもらいました ─ そして、この地図を作ったのは偶然にもハリーの父、ジェームズとその友だちだったということが後になって分かるのでした。

ナッツ入り砂糖菓子 ─ ウィーズリー夫人
みんな、ナッツのことを買いかぶりすぎだと思います。
ファイアボルト ─ シリウス・ブラック
魔法界のだれもが恐れていたアズカバン脱獄を成し遂げた囚人、シリウス・ブラックは、本当はとってもいい人でした。ハリーが憧れていた箒をクリスマスに贈ってくれたのでした。そういうのって最高ですよね。

靴下 ─ ドビー
だれもが人生に一度はクリスマスプレゼントに靴下をもらう、という経験をしています。これは、科学的な事実と言ってもいいくらいです。ハリー・ポッターも例外ではありません。靴下好きで有名な屋敷しもべ妖精のドビーらしいプレゼントですね。しかし、右足と左足で模様の違うちぐはぐな靴下でした。

ティッシュペーパー1枚 ─ ダーズリー家
冬に風邪をひいたときや、花粉症の季節にはありがたいですね。年を取るにつれて穏やかになったのは、ダーズリー家でしょうか、それともわたしたちでしょうか。
「イギリスとアイルランドのクィディッチ・チーム」 ─ ハーマイオニー
素晴らしい読み物で、クィディッチに夢中なハリーへのプレゼントには完璧ですね。グレンジャー、さすがです。

ペンナイフ ─ シリウス・ブラック
なんでもこじ開ける道具とどんな結び目も解く道具が付いたナイフ。
罪悪感を植えつける「宿題計画帳」 ─ ハーマイオニー
ページを開くたびに「今日やらないと、明日は後悔!」など、一言しゃべるようになっています。楽しそう!
「実践的防衛術と闇の魔術に対するその使用法」 ─ シリウスとルーピン
闇の帝王に立ち向かうための呪文全集。わたしたちは、巨大なリュックを背負ってバスに乗り込んでくる迷惑な人たちに使えるかもしれません。すみません、最後のは余計でしたね。
牙のついた茶色の財布 ─ ハグリッド
お金を入れるときに噛みついてこない財布なんてもう古いですからね。
ファイアボルトのミニチュア・モデル ─ トンクス
ミニチュアサイズの人以外は、この箒には乗らないことをおすすめします。
ハリーの絵 ─ ドビー
新たな「モナ・リザ」の誕生でしょうか。フレッド・ウィーズリーによると「目の周りが黒いテナガザル」だそうです。
蛆虫 ─ クリーチャー
クリーチャーは、もしかするとハリーのことを熱狂的な釣り好きだと思っていたのかもしれませんね。

『ハリー・ポッター』、『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、ブルーレイ&DVD/デジタル配信でお楽しみいただけます。
詳細はこちら