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    「ハリー・ポッター」シリーズに登場する父親ベスト5

    「ハリー・ポッター」の世界では、私たちに疑問を抱かせるような子育てが描かれていましたね。父親が描かれない家庭もありましたが、わたしたちのお気に入りの登場人物たちのなかには、父親の支えのおかげでさらに前に進むことができたキャラクターもいました。


    『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

    今回紹介するのは、「ハリー・ポッター」の世界の素敵な父親たちです。

    ライアル・ルーピン

    ライアルがこの記事で取り上げられてびっくりしましたよね。ライアルがフェンリール・グレイバックと不運なけんかをした結果、リーマス・ルーピンが狼人間になってしまったのですから。しかし、マグルの女性と結婚した心優しいライアルは、人生をかけて息子の治療法を探しました――たとえリーマスがときどき狼になって暴走してしまうことがあっても、愛しつづけました。あえて言うなら、ライアルはフェンリルを怒らせたのは間違いでしたが、自分の犯した過ちを許してもらう方法を探し続けました。

    ゼノフィリウス・ラブグッド


    『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

    ゼノフィリウスの子育て方法は少し変わっていたかもしれませんが、ルーナにとって良い父親であるために全力を尽くしていたという事実に変わりはありません。彼は、ほとんどひとりでルーナを育て、ラックスパートから彼女を守っていました。そして、二人がばらばらに吹き飛ばされかねない危険な道具類を家に持って帰っても、それがわざとではない、ということがポイントなのです。「選ばれし者」を裏切ることを、魔法使いとして賞賛に値する行為だと取り上げることは普通ならしません。(特定のスリザリン寮生を除けば、ひんしゅくを買います)しかし、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で見せた、風変わりな娘への愛の深さは際立っていました。ゼノフィリウスは、ルーナを救うために必死の思いでハリーたちを捕まえようとしました。

    「ポッターだ。本当に、ポッターなんだ!」ゼノフィリウスがすすり泣いた。「お願いだ......お願いだ......私のルーナを返してくれ。ルーナを私のところに返して......」
    「お前の小娘を返してやろう、ラブグッド」セルウィンが言った。「この階段を上がって、ハリー・ポッターをここに連れてきたならばな。しかしこれが策略だったら、罠を仕掛けて上にいる仲間に我々を待ち伏せさせているんだったら、お前の娘は、埋葬のために一部だけを返してやるかどうか考えよう」
    ゼノフィリウスは、恐怖と絶望で咽び泣いた。
    あたふたと、あちこち引っかき回すような音がした。ゼノフィリウスが、階段を覆う瓦礫をかき分けて、上がってこようとしている。

    「ハリー・ポッターと死の秘宝」

    ジェームズ・ポッター

    ジェームズは父親としてハリーを育てるチャンスを奪われました。ヴォルデモートから、妻と生まれたばかりの息子を守ろうとして死んでしまいます。自分を犠牲にして息子を守ったという事実だけでも、このリストに名前が載るには十分ですが、ジェームズは死んだ後も、親としてハリーへの愛を示していました。ハリーの心からの願望を映し出す「みぞの鏡」に現れましたし、それから、ヴォルデモートの杖の先から出てきて、魂として、たったひとりの息子を助けようとしました。そして、最後に姿を現したのは、蘇りの石が使われたときで、ハリーが最後の厳しい戦いを生き抜くための強さを与えたのでした。

    ジェームズがハリーのなかで生き続けていると言うと、ハリーは信じないかもしれませんが、事実です。スネイプのハリーに対する嫌悪感がその証拠です。

    エイモス・ディゴリー


    『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

    エイモス・ディゴリーほど、誇り高く、そしてそれ以上に迷惑な父親はいないでしょう。息子のセドリックは謙虚だったかもしれませんが、エイモスはためらうことなく、声高に自分の息子への褒め言葉を口に出していました。セドリックを高慢な態度で見守っていたことは、エイモスの性格をよく表しています。しゃくに障るような言葉が目立ちますが、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の最終章で、死んでしまった息子のもとに人混みをかきわけて駆け寄る姿には、誰もが心を痛めたことでしょう。

    「セドが、もちろん、君のことを話してくれたよ」エイモス・ディゴリーが言葉を続けた。「去年、君と対戦したことも詳しく話してくれた......わたしは息子に言ったね、こう言った――セド、そりゃ、孫子にまで語り伝えることだ。そうだとも......おまえはハリー・ポッターに勝ったんだ!」
    ハリーは何と答えてよいやらわからなかったので、ただ黙っていた。
    フレッドとジョージの二人が、揃ってまたしかめっ面になった。
    セドリックはちょっと困ったような顔をした。
    「父さん、ハリーは――箒から落ちたんだよ」セドリックが口ごもった。「そう言ったでしょう......事故だったって......」
    「ああ。でもおまえは落ちなかったろ。そうだろうが?」エイモスは息子の背中をバシンと叩き、快活に大声で言った。「うちのセドは、いつも謙虚なんだ。いつだってジェントルマンだ......しかし、最高の者が勝つんだ。ハリーだってそう言うさ。そうだろうが、え、ハリー?一人は箒から落ち、一人は落ちなかった。天才じゃなくったって、どっちがうまい乗り手かわかるってもんだ!」

    「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

    アーサー・ウィーズリー


    Arthur Weasley. © JKR/Pottermore Ltd.™ Warner Bros.

    魔法界で最高の父親といえば、真っ赤な髪の子どもたちの親で、ヘビの襲撃から生き延び、他の魔法使いが嫌っていてもおかまいなしにマグルに理解のある、この人物です。紹介しましょう、アーサー・ウィーズリーです。

    アーサーは、ちょっと注意散漫なところがあって、ほんの少しマグルに夢中すぎですが、だからといって最高の父親であることに変わりはありません。息子が壊れかけの空飛ぶ車を盗んだことや、寝室で爆発を起こそうとしていたことに気づかなかったという事実は一旦置いておいて、アーサーはつねに家族のために一生懸命働いていました。素晴らしい父親の証として、7人もの子どもを育て、みんな父親のアーサーによく似て、だれも悪の道に進みませんでした。

    ......まあ、パーシーとはすれ違った時期もありましたね。

    「マルフォイ、魔法使いの面汚しがどういう意味かについて、私たちは意見が違うようだが」
    「さようですな」マルフォイ氏の薄灰色の目が、心配そうになりゆきを見ているグレンジャー夫妻のほうに移った。
    「ウィーズリー、こんな連中とつき合ってるようでは......君の家族はもう落ちるところまで落ちたと思っていたんですがねぇ――」
    ジニーの大鍋が宙を飛び、ドサッと金属の落ちる音がした。
    ――ウィーズリー氏がマルフォイ氏に飛びかかり、その背中を本棚に叩きつけた。分厚い呪文の本が数十冊、みんなの頭にドサドサと落ちてきた。
    「やっつけろ、パパ!」フレッドかジョージかが叫んだ。
    「アーサー、だめ、やめて!」ウィーズリー夫人が悲鳴をあげた。
    人垣がサーッと後ずさりし、弾みでまたまた本棚にぶつかった。
    「お客様、どうかおやめを――どうか!」店員が叫んだ。
    そこへ、ひときわ大きな声がした。「やめんかい、おっさんたち、やめんかい――」

    「ハリー・ポッターと秘密の部屋」

    CREDIT: COURTESY OF POTTERMORE
    出典:POTTERMORE
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    https://warnerbros.co.jp/franchise/wizardingworld/bluray/